乾燥肌に効くお茶「生姜紅茶」について
生姜紅茶(しょうがこうちゃ)は、2007年に出版された石原結實氏の『老化は体の乾燥が原因だった!』(三笠書房)で紹介された乾燥肌に効くお茶です。
紅茶にすり下ろした生姜とハチミツを加えただけのシンプルなお茶ですが、乾燥肌に効くので私も毎日飲んでいます。
生姜紅茶の作り方やなぜ乾燥肌に効くのかについて詳しく解説します。
石原結實(いしはら・ゆうみ)
1948年、長崎市生まれ、長崎大学医学部卒、イシハラクリニック院長、医学博士。
生姜紅茶の作り方
<用意するもの>
・紅茶
・すり下ろした生姜
・ハチミツまたは黒砂糖
紅茶はスーパーで売られているようなティーバッグでOK。
また、生姜は市販のチューブ生姜や粉末生姜でもよいそうです。
<生姜紅茶の作り方>
(1)熱い紅茶にすり下ろした生姜を適量入れる。
(2)ハチミツか黒砂糖を好みにより適量入れる。
石原先生の本には、「1日に3〜6杯飲む。」を書かれていますが、私は午前中と午後3時頃に1杯ずつ飲んでいます。
生姜紅茶を午後3時までに飲む理由
寝る6時間前にカフェインを飲むと、睡眠時間が1時間短くなる可能性があるという研究があります。
また、利尿作用があるので、夜中にトイレに行く結果に。
なので、紅茶、コーヒー、日本茶など、カフェインが入っている飲み物は、寝る6時間前からは飲まないようにしましょう。
生姜紅茶が乾燥肌に効く理由
<生姜紅茶を飲む目的>
細胞の中に適度な水分(細胞内液)がないと、乾燥知らずのみずみずしい肌になりません。
といって、水をがぶ飲みしても細胞内には水分が補給されません。
補給されるどころか、細胞の外に水分(細胞外液)がたまっていくことがあります。
次のような症状がないでしょうか?
・風邪などひいたわけでもないのに鼻水が出る
・風邪などひいたわけでもないのにくしゃみが出る
・下痢をすることが多くなった
・お腹からチャプチャプといった音がする
・なぜか涙が出る
・体全体がむくんできた
・血圧が高くなってきた
これらは、細胞の外にたまった水を体が出そうとしているサインの可能性があります。
この症状は、「水毒(すいどく)」と呼ばれることがあります。
飲み物で乾燥肌を改善するには、細胞の外にたまった水分を出し、細胞の中に適度な水分を取り入れる必要があります。
これを目的とする飲み物として、生姜紅茶が最適なのです。
生姜と紅茶の効能・効果
体の中の余分な水分を排出するのは腎臓です。
腎臓の機能が弱っていれば、細胞外の水分がたまっていく一方です。
漢方では、腎臓を含め、へそより下の臓器(副腎や生殖器など)を「腎」と呼んでいます。
「腎」を強化するには、温めると効果的です。
「腎」を温める食べ物として最適なのが、生姜なのです。
<生姜の効能・効果>
生姜の成分で有名なのが、ジンゲロールです。
ジンゲロールには、次のような作用があります。
・血行促進
・発汗作用
・体を温める
・殺菌作用
・解毒作用
・抗酸化作用
生姜を細かくきざむか、すりおろすと、ジンゲロールを効率よく摂取することができます。
生姜を食べることで、冷えを解消、風邪予防、老化防止などの効果が期待できます。
<紅茶の効能・効果>
紅茶にはさまざまな効能・効果があることがわかっています。
・利尿作用
・脂肪を燃焼させる
・脳卒中の予防
・殺菌作用
・高めの血圧の上昇をおさえる
・卵巣ガンのリスクを下げる
・糖化による肌の老化を予防する
・精神的にリラックスさせる
【生姜紅茶の効能・効果のまとめ】
乾燥肌を改善する目的で飲む場合は、次のような効能・効果が生姜紅茶にはあります。
・体を温めて発汗をうながす
・血液や体液の流れをよくする
・尿の出をよくして細胞外の水を排出する
乾燥肌に効く生姜紅茶をもっと簡単に作る方法
生姜を買ってきて、いちいちすりおろすのはちょっと面倒です。
すりおろした生姜をラップに包み、冷蔵庫に保存しておいてもOKです。
でも、乾燥してしまったり変色していくのが少し気になります。
チューブ入りの生姜でもいいというものの、味気ない気がします。
そこで、好きが高じて、ジンジャーペーストを使っています。
紅茶に1杯のジンジャーペーストを入れて、ハチミツを加えるだけです。
着色料、香料、化学調味料が不使用、砂糖も使われていません。
生姜は加熱・乾燥処理すると、ジンゲロールがショウガオールという成分に変化します。
ショウガオールを使っているジンジャーペーストは、ジンゲロールとショウガオールの両方のパワーが含まれています。
ちょっとぜいたくな生姜紅茶になりますが、ジンジャーペーストをチェックしてみてはいかがでしょうか。
ジンジャーペーストの販売店は有名なヴェーダヴィです。
ヴェーダヴィの公式サイトにリンクしております。
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